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雨が好きな ハル

ネコは、風が苦手です。


強い風はネコの低くした姿勢でもその動作を妨げるからです。

それと、風が強くなると風の音も強くなります。
ネコにはその風音が耳のチカラを遮る邪魔者なのだと思われます。


うちの成ネコたち、
幼い頃から徐々に外の世界へ足を踏み出していきましたが、
風が強く吹いているときは、

外へ出ることはほとんどしません。

たとえ外へ出ている時にだんだんと天候が変わり、風も強くなって
くると早々に家に避難してきます。


風の音が強くなった、とわかるのは、
木々の葉のざわめく音でわかります。


木立は揺れ動き、木々のまわりに生えている葉らが風の強さで
触れ合ってざわめいて音を強く表します。


ネコたちは、これらの木々のざわめく音を理解しているようです。
わたしが、
そろそろ家に帰ってくるだろう・・・そう思っていると、


成ネコ4匹は次々と帰ってくるのです。


外へ出て長い時間遊んで帰らない子は、こんなとき帰ってくる
予測ができるので安心するときです。


ネコは雨も苦手なはずです。
水が嫌いだと見えるネコには、当然、雨も嫌いだと映ります。


でも、うちのメスネコのハルはちょっと違っています。


ハルは雨が降っていても外へ出て行くのです。
それも何度も出たり入ったりのエンディングのないお出かけクルクル
回しのようです。


何をしているのか?と言うと、


雨に濡れたカラダを、拭いてもらいたいからなのです。


いちばん初めに、ハルが雨の中外へ出たとき、
雨に濡れて帰ってきたハルのカラダをティッシュペーパーで拭き取って
あげたことがあります。


この経験がどうやらハルにとても気持ちがいいもんだ・・・
という体験値を与えたようなのです。


それからハルは雨が降る日は、必ず外へ出て行きます。
そしてまもなく帰ってきては、


ナァ~ナァ~・・と景気の良い鳴き声をあげるのです。


早くカラダを拭き取ってよ~。


こんな感じの催促する鳴き声です。


その度にティッシュペーパーが取り出され、ハルの顔から
胴体から四肢からしっぽまでまんべんなく濡れたカラダが
拭き取られていきます。


いまでは、
この時のハルの表情は、恍惚、としていて、見ごたえがあります。



天気の良い日でも、雨が降ってくれば、目の色を変えて
外へ出る機会を伺い、


ちょうど頃合がいい具合になった雨の状況を読み取り
一気に外へ出て行きます。


ひとしきり、外へ出て、
別にどこへ行くわけでなく、玄関のところでじっとしているのです。

こうして、雨の降り方を眺めながら、

・いまだ!・
とばかりに雨にカラダを晒してズブ濡れになるのです。


変なハル。


ズブ濡れになることはそうそうあることではないですが、
それでもたまに、ティッシュペーパーでは役たたずの場合があり


バスタオルが登場。



バスタオルでハルをグルグル巻にしてやって、床に転がしながら
雨に濡れたカラダぜ~んぶを拭いてやるのです。


このときハルは、
バスタオルの中で苦しいのか嬉しいのかわかりませんけど、
いっつもギャァギャァ鳴いているんです。


いまのところ、
こうして雨を好むのはハルしかおりません。


ほかの成ネコ3匹は、雨が降ると家の中で眠っていることが
ほとんどです。


ハルだけがちょっと変わった嗜好があるようです。

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