ネコの 雪かき

とうとう、雪が降ってきました。


今日は午後から本降りの雪模様です。


午前中は少しお天道様も顔を出していましたが、午後からは
まっさかさまの天候へ変わってしまいました。


今朝方、これまで積もった雪かきをしましたが、
やってみると、やはり毎日少しでも雪かきはしたほうがいいですね。


雪が地面に張り付くように固まってくると、
ちょっとやそっとじゃ雪かきもはかどりません。


天候が良くなると、ついついサボリ気味になるので考え方を
改めようと思い直しました。


ですので、今日のこの午後からの雪によって新たにネコたちの
カマクラ製作が可能になりそうです。


今朝、雪かきを行った時は、前に作ったカマクラの補修工事を
したところです。


雪かきをしているところへ、
クーちゃんが走って飛び出してきまして、カマクラに入って
しばらく潜んでいました。


面白いのは、

クーちゃん、両手を使ってカマクラの脇にたんまりと積まれている
雪をかきだしたこと。


ネコが雪かきをするなんて・・・。

ではないのですが、雪をかいて、平たくしてそこにオシッコするんです。
その行動がとても愛らしいのですね。


あの小さな手でシャニムに、雪をカキカキするんです。
積もっていた雪が平たくなると、そこへおちゃんこして、ハイ御用達。


何とも言えない可愛らしさに思わず頬が緩んでしまったわたしです。


うちのネコたちの中で、
こうして雪をかいてくれるのは、クーちゃんとグーちゃんだけ。

あと、もう亡くなってしまいましたけど、
シーちゃんと言うメスネコ、クーとグーの姉妹でした。


もともと３姉妹なので。


初めに雪かきを見せてくれたのは、シーちゃんでした。
これがまたとても面白くて、


シーちゃんはメスネコなのにボス的な存在でした。
初めて見る雪、


シーちゃんは誰よりも早く外の雪に興味を持ったようで、
わたしの顔を見上げては、

キャーッ！

と、悲鳴に近い鳴き声で外へ出してちょうだい！

そう訴えるわけです。


その時のシーちゃんの姿勢は、仁王立ち、というやつです。

四肢を踏ん張って、わたしの顔を見上げ、
キャーッ！


目は特徴的で、寄り目、のシーちゃんでした。



仕方なく雪が降る中、外へ出してあげると、彼女は、
いきなり走り出し、道路の方まで一直線。


アブネ～！
クルマが来ら・・・と見ていると、急停止してバックで
直進し、

一気に家の中に転がり込み、またすぐに外へ飛び出して、
どういうことか理解できませんが、


今度は雪かきして積もった雪の壁を掻き出したのです、
しつこいくらいカキカキするシーちゃん。


あの寄り目がとても怖かった記憶が蘇ります。


一心不乱に、雪をかくネコ。


このあとで、それを目にした姉妹のクーとグーも家から飛び出して
雪の中を駆け回るようになったんです。


この３姉妹だけがこうして雪かきを行うのはどうしてなのか？
答えがわからなくてもいいのですが、なにか不思議です。


ほかのネコたちは外へ出てもいっさい雪かきなどしませんから。


まして、雪の中を犬のように走り回るネコなんて、
滅多にお目にかかれるものではないのでは・・・？なんて思っています。


でもでも、
ネコだって、雪遊びをしたいんだなってことだけは理解できました。

昨日は、天気が良かったけど積もった雪をカラダが埋まっても
６０メートルほど先の積み木ジャングルまで遠征したグーちゃんも、しかり。


積もっている雪が、グーちゃんの歩いたところだけ、ず～っと
グーちゃんのカラダの形を見せながら、


積み木ジャングルまで続いていました。

まるで、八甲田山の雪中行軍、並です。


カラダ半分、雪に埋まりながら歩いた形跡ですから・・・。


ネコたちは、どんな季節にも、対応できる体力と野生性を持ち合わせている、
そんなことを感じ、感心するわたしなのです。

グーちゃんは、いま、わたしの仕事部屋の窓辺に座り、
雪が降り続く外の世界を眺めております。


姉妹のクーちゃんは、また、わたしの膝におちゃんこして、
仕事の邪魔をしてくれておりました。


眠っているようです。



可愛すぎ・・・です。

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