春の嵐 レオ隊長

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春です・・・


とうとうレオがやっちゃいました。


あの徘徊していた、シポクロを追いかけて、ケンカをしてしまいました。


真夜中、とは言っても、午前４時頃だったでしょうか・・。
あのシポクロの鳴き声がしてくると、

家の中に居たレオがバタバタとあちらこちらに動いているのが
その足音でわかりました。


シポクロの姿を発見したのでしょう、まもなく、レオの威嚇の唸り声が
聞こえました。


バタバタッと居間のネコ用にサッシに付けているビニル製の垂れ幕を
跳ね飛ばして外へ出ていく音で、


シポクロを追いかけていくのが耳でわかりました。


パトロール隊長レオなので、
もう止めるひまもなく、すでに姿にない居間の外をただ見つめるだけです。


ほどなくして、
オオーッという声と、ギャーンという声が聞こえました。
その声はその後、無音となって、


おや、、ケンカしたんじゃないのか？・・・

まったく鳴き声もしなくなり、ケンカじゃなかったか、良かった・・。
そう思っていたのですが。


それからしばらく時間が経ち、
寝室の窓からレオが帰還したようです・・・。

６時過ぎていたでしょう。


レオのカラダを引き止めて、カラダの検査をしてみます。

すると、毛は汚れてしまって汚くなって、泥水を蓄えている状態です。
間違いなくこれはケンカのあとを物語っていました。


取っ組み合って、組んず解れつもんどり打ちながら闘ったことの証です。

さらに、
少しの負傷を負っているようで、

調べると、


後ろ足の右、血が出ていました。
耳もまた少しキズを受け、血を流していました。

カラダの毛も多少引っ掻かれたのか、抜け落ちた痕があります。


しかし、レオ隊長は、
毅然とした態度で落ち着いた様子です・・・・ここは以前とは違っていました。


６歳になり、男らしくなったレオ・・。
パトロール隊長としての品格と度胸が見え隠れします。


レオが帰還したとき、
兄妹のハルが寄り添ってきて匂いの確認をしていました。

グーとクーの姉妹も寄ってきて、レオの確認をしました。

ちびっこネコの兄妹４匹も、それぞれレオに近づき、レオの様子を確認です。


みな、レオ隊長がいるからこそ安全に安心して暮らしていることを
確認したはずです。



ネコって、どうしてケンカしちゃうんだろう・・・？

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