猛獣ネコ

わが家の８匹のネコは、みな去勢手術、避妊手術を施しました。


はじめてネコを飼ったとき、それはオスネコのちびりん、という名前の子でした。


彼は、
一年と半年ちょっとわたしたちと暮らし、


その後、自ら自然での生活を求め、わたしたちの元から去って行ったのでした。

ちびりんには、去勢手術をしませんでした・・・。


このため、ちびりんはネコの野性味をそのまま持ったオスネコに成長していたのです。



ちびりんが居なくなって・・・・

すごくすごく、
ものすごく悲しみました。



ちびりんが居ない生活など、暗く寂しい日々でした。


何度も何度もちびりんを探し、見つけられないと、その虚脱感は一層増したのでした。



・・・・その虚脱感は、
あらたにネコを飼うことによって少しは、、軽減されるのですが・・・。



去勢手術をしなかったから、ちびりんの行動範囲が拡大して、
さらには本能に火を点けたのかもしれない・・・


そんなことも考えて、
あらたな家族になるネコたちは、みんな手術を施したのです。



でも、手術をしたから、行動範囲が狭まる、というわけではないようです。
２世代目にあたる、３姉妹のうちの


シーちゃんというネコは、
発情もしましたし、


１０日間も出かけたまま帰ってこないことが、相当数あったのです。

また、シーちゃんは、ネズミを捕食しました。
姉妹のうちのクーちゃんも、ネズミを捕食します。


・・姉妹のうちのグーちゃんだけはキャットフードだけで過ごしてきました。



ネコは猛獣が小型化しているだけの動物だ、ということを見聞きします。


ネコは外界で生きる能力を持って生まれているんです。

野良ネコを見てください、
どんな気候にも負けず、日々生き抜いているのには驚かずにいられません。



雪が降る日々をかいくぐり、夏の猛暑にもくじけることなく、
猛烈な台風の雨風にも耐えて、



今日も生きている・・・野良ネコたち。



そんなかんたんに、死にはしないんです。



ネコは・・・猛獣なのですから・・・。

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