クーちゃんの 思考回路

メスネコのクーちゃん。


もうすぐ、４歳になる、わが家の２世代目にあたる姉妹ネコの１匹。



今朝散歩していると、自宅から１００メートルほど離れたところにある
橋の近くを歩いているクーちゃんを発見しました。



橋がかかっている川の土手ブチには雑草が夏の太陽の栄養をもらい
健やかすぎるほどに成長しています。



クーちゃんは、この雑草の茂みの中に降りていき、姿を消しました。

何度かクーちゃんの名前を呼んでみたものの、もう姿を見せることは
ありませんでした。


クーちゃんも、朝の散歩をしていたのでしょう。


この川のほとりに家を建ててから、５年がすぎます。
クーちゃんはその冬にわが家に来ましたから、この界隈のことはよく
知っていることでしょう。


夏の暑い日は、河原の土手に生い茂る、草木の陰に隠れて涼むクーちゃん
でしたが、ここ２年ほど、


辺りの一斉清掃が行われて、草木がほとんどなくなってしまいました。
クーちゃんのお気に入りの場所がひとつ減ってしまったのです。


きっと、新しいお気に入りの隠れ場所を探しているのだろう、と思います。


クーちゃんを見ていると、まるで何かを考えて行動しているかのような、
ネコに思考回路があるんだ・・・と思わされることがよくあります。


ネコだってそりゃぁ、考えることはできるでしょうけれど、
その頭脳は、人間ですと、２歳児程度と言われています。


しかし、クーちゃんの行動は、とてもしっかりとしていて、何も言わずとも、
しつけなどしようとしなくても、


単独で自ら考えて行動している、ように思えてくるのです。


いちばん、手のかからない子。
それがクーちゃんです・・・・３姉妹のうちのクーちゃんは、ほかの
グーやシーなどと比べると、


ひとりで行動しているのに、すべてを自分で決めていることがわかってきます。

散歩に出て行っても、ある一定時間を超えると、
名前を呼ばれることもなく、


勝手に帰ってきます・・・・・・そして勝手にご飯を食べて、勝手に横になって
居眠りをして、


その後に、きちんと家の中のお気に入りの場所へ移動して、
しっかりと就寝するのです。


こんなネコ、、、見たことがありません。


ほとんどは、帰ってこなくて、探しに出かけることがよくあるものですが、
クーちゃんだけは、そういった不安な要素がはじめからありませんでした。


真夜中に、外へ出て行っても、朝方にはすでに帰宅しています。


朝ごはんを食べたら、一度休んで、午後にまたお出かけです。


雨が降れば、まず外へは出ていきませんし、・・・ですからカラダも汚しません。
手がかからないって、実際にこういうことでもあるのです。


雨が降っているのに、
外へ出て帰ってくる子は、カラダを拭いてあげたくなります。


でも、雨の日に外へ出ないクーちゃんは、そうした手間ひまをかけさせないのです。


雨風が強くなると、クーちゃんは、しばらく外の様子の変化を観察して、
家にいる、ことを決定しているようです。


そうなると、ネコ用にいくつか作ってあるベッドの上に上がって、
仰向けに寝転がって、しばしの休養となるわけです。


このため、危険なモノに近づかない、ことはクーちゃんの思考そのものでしょう。

危ないモノに寄り付かないようにして、
目新しいモノに危険を感じながら接する・・・・。


度胸もあるのですが、細心の注意を払いながら、おニューのモノや事柄に
対応しているクーちゃん。


散歩しているイヌ連れのヒトが現れても、そのイヌの観察をよくしているので、
イヌが近くまで来ても、逃げもしないクーちゃん。


たいしたものです・・・
どこかに出かけて行って、誰かにおっ払われたことがあるようだと、


クーちゃんを見ていると、そういう経験が、、、あのヒトとの間にあったのか。

そう理解できます。


クーちゃんは、鳴かずしても、わたしに何かといろいろなことを教えて
くれているんです。


アタマ、イイかも、クーちゃん。


さすが、です。

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