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ク-ちゃん グルメ



3歳のメスネコのク-ちゃん。


3姉妹だったのですが今では、2姉妹となり、かつ、そのもう1匹の姉妹の
グ-ちゃんは、行方知れずのまま・・・。

食べものにはけっこうなグルメなク-ちゃんで、
特にかつお節の四半身ものが大好きです。

ク-ちゃんだけのため、ス-パ-やホ-ムセンタ-にたと寄ったときmどうしても
購入してしまいます。


ク-は、自分の活動するさまざまな時間帯を分け使い、ほかのネコと共有する
ことがない独立独歩なネコなのです。


鳴くこともほとんどなかったし、
迷いネコになって探すこともありませんでした・・・わが家ではいちばんおりこうなク-。

そう呼んできました。


どこ行った?

さっきまでそこで遊んでいたのに・・・?


ネコにはそういうことってよくあるのですが、ク-にはほぼなかったのでとても楽な子でした。

ですから、その分、構ってあげることも少なくて、損なネコだったかなぁ・・・そんなふうに
思うこともあります。


危険な場所にいちばん最初に行っていたク-ちゃんですが、
わたしたちが思っていた、さらに危険な先へは一向に脚を伸ばすことがありませんでした。


できるだけ、ネコの頭脳で解決させたい、そう思いながら育ててきましたから、
ク-ちゃんの危険回避能力は、ズバ抜けたものがあるのです。


ほかのネコは、何かしらケガを負ったり、
迷いネコのようになって帰らなかったりしたことがあります・・・でもク-ちゃんは一度も
なかったんですね。


1度だけ、

ク-ちゃんの身に起こった危険は、散歩していた犬が、主人のリ-ドから離れて
ク-ちゃんめがけて追いかけたときです。


猛然と走りくる犬・・・ク-ちゃんは咄嗟に逃走して大きな木に登ってしまいます・・・・。

犬は帰って行きましたが、ク-ちゃんは木の上です。


脚立を持って木のところまで行き、
脚立を広げて立たせ、わたしは上に立って、ク-ちゃんを呼びます・・・何度も・・・。


顔を見せたク-ちゃん・・・・
でもわたしのことも疑惑の目をもちながら見ているようでした。


・大丈夫だよク-、降りておいで・

何度かそう言うと、やっとわたしのそばまで脚を運ぶク-ちゃん。


ク-ちゃんを抱きかかえて木を降り、
家まで抱っこしてカラダをさすりながら戻りました・・・・。

ク-ちゃんは、怖かったんでしょう・・・ブルブルと震えていたカラダを覚えています。


だからと言って、
ク-ちゃんは散歩している犬連れの人間すべてに危険を感じているわけじゃありません。

だってほとんどの犬連れ散歩人の方はネコを見ても気にしないからです。
犬だってネコがそばに居るからって、

よそ見しながら散歩なんてしていません・・・。

ご主人の歩くようにちゃんと歩いて行きます。

ネコを追う犬は、そうやってネコを追うようにしつけられているからそうなるんだと・・
ク-ちゃんを見ていて理解できました。


わたしにも理解させてくれているク-ちゃんは、やはりとても利口なのだと思うわけです。


だから、
今日も特別にク-ちゃんには、あのいつもの四半身かつお節をあげました。

グルメですから・・・。



タグ:グルメ
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