ピ-助の 春
ようやく、春がやってきたような気がするこのごろです。
・・・実はこの冬、あの野良ネコのピ-助の姿をみかけることがありませんでした。
いつもの冬は何日かごとにわが家に脚を運びご飯などを食べて帰っていたのですが、
この冬は一度も姿を見なかったのです。
野良ネコですからいつどこで何かが起こって命を落としたりすることもままあるはず。
そんなことを考えたりしていた一冬でした。
ところが先日、夜の7時くらいにわが家のネコたちが一様に外の気配に反応したのです。
レオは異常に興奮して家の中をあちらこちらと動き回ります。
ほかのネコたちは居間のサッシのところからずっと外の様子を見はっています。
カミさんが外に出て、避難箱の中を確認すると、
そこには元気そうなピ-助が座って隠れていました。
さっそくご飯をお皿に盛りつけてピ-助に与えました。
10分ほどして避難箱の中を見てみると、お皿は綺麗にたいらげられていて、すでに
ピ-の姿は消えていました。
ピ-助はこうしてご飯を食べ終えるとわが家の敷地からすぐにいなくなるのです。
縄張りを荒らさないよう、気配りをしているのではないでしょうか。
その後、わが家の7匹のネコたちを外へ出し、家の周りの確認をさせます。
そうしないと縄張り意識が強いネコなのでフラストレ-ションが溜まるのです。
外へ出して気分を変えてもらわないといけません。
もうピーはいませんから安心です。
あれからピ-助は毎日のようにやってきてご飯を食べて帰って行きます。
まったくもって優し気な顔をした野良ネコですが、最近は顔つきも野良ネコらしく
堂々としてきました。
この冬、姿を見ていなかったので心配しましたが元気で生きていたのです。
たまにこれからもわが家に遊びにきてくれたらそれでよいのであります。
桜はまだもう少し先ですが、なにかピ-の命を思うと幸せな気持ちになれたので
今年は桜が咲くのを楽しみにしています。
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