ネコの 産まれた環境
ネコが産まれたとき・・・産まれた時点での環境はネコにとって
終生大きな性質の特色が備わるのではないか・・・そう思っております。
わが家のネコたちを見てきたところ、
それはとても重要なそのネコそのものの根本的な性質に関わっている気がします。
もし、人間に飼われていて家の中で産まれた子ネコは、どこかのお宅に
貰われていったとしても、
きっと人なれしたネコになっているのではないでしょうか・・・。
わが家の年長ネコのレオとハルは、
いわば野良ネコの母親から生まれました・・・実はカミさんがその母親が身ごもった
状態でアパ-トの部屋に連れてきたのですが・・・。
こうしてアパ-トの部屋の中で産まれたレオとハルなのですが、
しばらくは母ネコと一緒に過ごしていました。
この母ネコ・・・当然ですが、当時のアパ-トの部屋にはなじめないでいました。
でも、お産も近かったせいもあるでしょうし、わたしたちが変な危害を加えないことも
理解できたはずです・・
レオとハルを産んでしばらくは子ネコたちのためにおとなしく子育てしていたんです。
・・・・そのうち母ネコは外を気にするようになって落ち着かなくなっていきます。
レオとハルがどんどん成長していきますが、
この時点で母ネコは人間のわたしたちがいる場所で生活することができなくなったのでしょう。
発情的な症状も出るようになって、しかたなく母ネコを元々居た場所に戻しました。
ただ、子ネコだったレオとハルをちゃんと面倒見てくれる気がしなかったため、
レオとハルはわたしたちがそのまま育てていきました。
ここです・・問題は。
母ネコはおそらく、人間がそこに居て子ネコを触ったりすることで子育て放棄をしたのだと
思います。
人間であるわたしたちの匂いや生活・・・母ネコはそんな状況に我慢ができなくなった・・
それと子ネコが母ネコだけでない愛情を受けて育っていることが母ネコには、
かなり不自然なこと・・なのだと思います。
こうして母ネコは発情を覚えてしまった、のかな・・そう思い出すのです。
ここで、子ネコだったレオとハルのことなのですが・・・
わずかな期間ですが母ネコに育てられた2匹・・・2匹は、わたしたちが知らないネコの
世界を子ネコのそのときに母ネコによって・・・
確かに教育され育っていた、という事実です。
これって・・わたしたちはネコの言葉も知りませんし・・・母ネコがどんな教育を施したか?
なんてことさっぱりわかりませんね。
でも、間違いなく母ネコが一緒にレオとハルと暮らした時期があったわけで・・・
母ネコが、
わたしたち人間が危険な生き物だって教えていたことはあり得ることなんです。
いえ、絶対にそういった教えがあるはずです。
がゆえに、
レオとハルはいちばんわたしたちと長く生活しているのに今でもどこかよそよそしい・・
というのが見解です。
そう、2匹は当時の母ネコの教えを今でも忘れずにキ-プできているってことです。
この2匹は今も滅多に甘えたりしません。
甘えないんです・・ホントに・・・・カラダをこすりつけてきたりしないし、
鳴き後だって甘えた鳴き方もしませんし・・。
とにかくどこか一線を引いて入っていくところが決まっている感じです。
それ以上は入ってこない・・・。
ですから、わたしたちを含め、
人間がかかわることによってネコたちの生き方が変わっていることがあるわけです。
それは子ネコのときほぼ決まる・・のだと思います。
人間もきっとおなじようなことがいえるでしょう。
ネコやほかのペットでも似たようなことがありえるのではないでしょうか・・?
思います・・・だからこそ、責任はあるんですよね。
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