ヒトの 目線
わたしの住む地方には、もうそろそろ雪の季節がやってきます。
わが家のネコたちには、またそれも楽しい時なのだと思います、が。
わが家のネコたちは、
雪が降っても元気よく外へ出たりし走ったりし、それはそれは本当に楽しそうです。
そんな姿を見るのは、また、わたしの楽しみでもあります。
・・・でも毎年、この雪の季節が近ずくと、あの野良ネコのピ-助のことをほぼ、
毎日のように思い浮かべてしまいます。
ここは、大雪の街ですから、ちょっとの雪じゃありません。
時には雪が降り始めたか、と思うと、数分で30センチは積雪し、足を運ぶのも大変に
なるほどなのです。
それでも、ここは一応30万都市。
雪は大吹雪になると、視界前方が1メ-トル先も判断できなくなります。
体験ですが、
家の前までクルマで帰ってきたのに、直前で道路わきに脱輪して動けなくなったことがあります。
雪が、目の前の判断するべきモノや道路、などを遮り、思わぬ落とし穴を用意します。
この時は、脱輪したクルマを上げるのに、3時間もかかったのです。
なので、
野良ネコだって、日ごろ住処にしている場所は、ほぼ住めなくなると考えられます。
この地方の雪は、経験していなければ、もはや住みたくない場所のはずなのです。
野良ネコのピ-助は、こんな雪の地域で生きています・・・そして春になると・・・
気にしていたわたしを思ってか・・・その姿を見せてくれるのです。
そんな春が訪れた時、わたしはようやく安心して仕事も生活もできる気がしています。
ヒトは勝手です・・・・そういった動物を排除することしか考えません。
懸命に生きる野良ネコ。
生きていくことでしか自分を現すことができない野良ネコ。
ケガしたって誰も助けてはくれません。
ヒトに追いやられ、隠れ家を探しあちらこちらを動き回る野良ネコ。
どうか、今年の冬も頑張って生き抜いてほしいです。
・・・・誰もこんな大雪の街に住みたがらないだろう・・・・そうは言うものの・・・
ここは、そんなキツイ冬を乗り切ったとき・・・・心も体も解き放たれたような新鮮な
春を迎えることができるんです。
日本のどこよりも四季を感じさせ、キツイ冬を体験させ、とてつもない鮮やかな春。
それを感じることができる、そんな街です。
ピ-助は、またきっと頑張りますよ。
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