雪とともに 帰る
今年の早春、・・・・4月に家を出て行った、メスネコのグウ。
御年、8歳になるところ。
昨日の朝から雪がチラリチラリしていましたが、。
こういう景色が見えだすときに、プチ家出娘のグウが帰ってきていたのですが。
午前中のうちに雪は激しくなっていきました。
あたり一面、白い世界です。
・・・・この日はそれ以前にあの野良ネコのピ-助が家の玄関の前に居座っていました。
寒さに震えているのがわかりました・・・・ご飯をあげダンボ-ル箱の底に
毛布を敷いてピ-助が温まるようにしてあげました。
ピ-助、風邪をひいているようで、鼻をグシュグシュ~としています。
こうしてピ-助は一晩、玄関の場所で過ごしたんです。
そうした中、午後の三時ころ、カミさんが、グウの声が聞こえたような気がする、
なんて言いまして・・・・。
わたしは、7か月も姿を見せないグウのその身に何か大事が起きたのではないか、
もう帰らないのではないか、、、そう考えていたので、
カミさんの言葉に耳を傾けませんでした。
・・・でも、その後ちょっとしてから、わたしの空耳?なのか・・・
わたしにもグウの声が聞こえたような、そんな気もしたんです。
夜になってもグウの姿は見当たりません。
カ-テンをあけて、・グウ-ちゃん・の名前を何度か呼んでみますが、声も姿も
現れません。
辺りは完全に冬景色になっています。
わたしの中で、グウはもうこの世にいない、という気持ちを持っていないと
悲しすぎる・・・・そんな思いがありました。
こんな雪が降りだしても帰らないグウ。
きっと何かの事故などで、命を落としたかも・・・そんなことを考えてしまうのです。
そう思わないと、。
さみしすぎますから・・・。
寝る前に野良ネコのピ-助にまたおやつをあげ、ダンボ-ル箱の上にビニルシ-トを
かぶせて、温度が少しでも逃げないようにしてやりました。
・・・・・
朝起きてすぐにピ-助の状態を確認しました。
なんとか元気そうです、ご飯もちゃんと食べてくれました。
グウ、・・・・は、。
また居間のカ-テンをあけてサッシを開放してグウの名前を呼んでみます。
すると返事が。
・グァ~グァ~・
特徴的なその鳴き声こそグウなんです。
まわりを見渡すと、グウがわたしのクルマの下からその姿を現します。
グウは生きていました。
7か月も帰らなかったグウ。
生きていたんです!
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