7匹の 冬
・・・ずいぶんと間があいてしまいました。
いま、わたしの膝には6歳になるメスネコのグ-が座っております。
もうこちらの地方も3月まじかになって、
雪も少なくなってきましたが・・・・グ-は毎日のように外の状況を確認しております。
あわよくば、とっとと家から出て行きたいのでしょう・・・・。
一年のほとんどを外で生活しているグ-には家の中で暮らすのは苦しいのかも
しれません。
どうにもほかのネコたち、とくに4歳になるウシワカとキラ、チコとはうまくやれていない
グ-なのでした。
4歳の3兄妹はただグ-と遊びたいようにしか見えないのですが・・・。
グ-は遊んであげたりしません。
いつも唸っているばかりなのです。
時にチコがグ-を追っかけたりしますが、逃げるグ-が手負いになったりしたら怖いです。
いまのところそういった手負いのネコにはなっていませんが。
7匹はそれでも日々この家の中で暮らしているわけでして、なんとかなっているのかな?
本気のケンカ、なんかになったらどうしたらいいかわかりませんね。
ネコのケンカって激しすぎてこわいですから。
この冬は例年より雪も少なかった気がしています。カマクラを造りましたがアッという間に
姿かたちが消えてなくなりました。
でも、家の前に雪かきした雪を何個か積み上げて山もり状態にしてネコたちが
少しは遊べる環境にしておきました。
雪山に隠れて見えない仲間のネコの姿を発見してダダーッツと走り抜けていく
ネコの俊敏さは雪道でも夏場と変わりません。
あの凶器の爪がスピ-ドを上げる武器なんですね。
野生的なネコの一面を見ることはとても楽しいものです。
いずれ7匹は変わらずお元気そのものでして、冬の間はちょっとだけ眠る時間が
多いだけのことです。
雪の中でも外で元気に遊んでいるし心配なのはグ-との仲のことだけでしょうか。
もう3月になります。
雪が溶けだすとグ-はまた外の世界へ出かけていくと思われます。
今から気もそぞろ・・・そんな気配のグ-なのです。
でも、このグ-・・・・小さくてとても可愛いのであります。
心配だけど、きっと、また外の世界へ旅立日が来るのです。
一年また気になって仕方ない日が続くのであります。