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捨てネコ




79,745


この数字は平成26年度のネコの殺処分の数です。


・・・いま、ネコブ-ム到来、といったニュ-スがたくさん流れていますが、

事実上はこの数字で、どう考えればいいのでしょう?



昔はもっと数多くのネコが殺処分されていた事実も覆ることはありません。


こころない人間たちの動物の命をいとも簡単に見切る、非道な行いが
・捨てる・


幼いころ、たしかに自分の母親さえもが産まれたばかりの子ネコを捨てたことが
ありました。


姉と一緒に捨てられた子ネコを探して連れて帰ってきたことも幾度か記憶に
残されています。


問題点はたくさんあるにせよ、捨てる行為は許しがたい行いだと感じます。


人間がする行為とはとても思えません。


ネコ好きでなくても捨てられているネコを見つけたら、引き取りたくなるのが
人情というものではないでしょうか。


ネコたちは人間にグチも文句も言えません・・・・。

そんな人間の中でも、こうした捨てネコを引き取って育てている方もいるのです。



可愛いというのでなく、命を守ってあげたい、その気持ちだけです。


わが家の5匹の兄妹ネコが捨てられていたことを思い出してしまいます。


川の土手の草むらの中で5匹はカラダを寄せ合って恐怖におびえていました。

・・・


土手は川の方に向かい斜めになっていますから、足場の悪い場所で
草に紛れるようにして縮まっていました。


上から覗き込んだわたしのほうをジッと見つめ、何されるんだろう?
そんな怪訝な表情をしていたのを覚えています。


このときわが家にはすでに5匹の成長したネコたちがいたので、さすがにこれ以上は
飼えない・・・などと考えたのですが、、


その場をわたしも去ろうと思いました、、、、足を家の方向に向け歩き出すと

5匹の子ネコがヨチヨチとわたしのあとをついてきました・・。


あぁ~もうダメ・・・・


5匹のいたいけな足取りに頼られていることを感じ、そのまま家に連れて帰りました。


・・・それから5年目・・・・


2匹は亡くなってしまいましたが、3匹は元気に成長してくれました。


とてもひとなつっこく、笑いの種がつきません。
この子たちが居るだけでしあわせを与えてくれているという実感があります。

・・・・

世代は違いますがわが家に居る
いちばんの年長ネコは8歳になります・・・いつか命を全うするときがくるでしょう。


ヒトと同じです・・・・ネコも犬もほかの動物たちも・・・。


動物を、、勝手に捨てないでください。











タグ:捨てネコ
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ネコの 存在


わたしも古い人間ですので、幼いころに見ていたネコを知っています。


まして日本の本州最北端ですから、当時も現在も、田舎ですよね・・・。


未来もおそらく田舎・・・に違いないでしょう・・・。


幼いころ、ネコは家で飼っている、といった事情は少なかったように思い出します。

自分が物心ついたとき、ネコはそこに丸くなって眠りこけていた記憶が残っている
だけな気もします。


北国なので冬には雪も多く降りますから、いろりの周りのどこかにネコが暖をとって
眠るのをよく目にしていました。


そのネコの名前をかすかに思い出せば、・チャペ・と呼んでいた記憶です。
ただ、わたしの生まれた近辺では、ネコの名前を・チャペ・と呼んでいる家庭が
多かったのも記憶しています。

なぜかどこの家に行ってもその家に居るネコってみな名前が
・チャペ・

だったような記憶しか残っていないのであります・・・・記憶違いかもしれないのですが。


現代とは違って、当時のネコはホントに自由そのものだったと思います。

各家庭でネコを飼っている、という意識はほぼなかったのではないかとさえ思います。

当時はまだ倉庫=蔵、というものもあったりして、そこに穀物や野菜類など
貯蔵庫として食物を蓄えていました。


昔なのでネズミも普通に生活して頻繁に多く生存していたかとも思います。

そんな事情もあり、野良ネコが小屋などに住み着いてしまうことも多々あり、そこの
家の方は、

ネコが住み着いたらそれはそれでいいんじゃないか・・・てゆう具合でしょうか。

ネズミを退治してくれるネコが来たからそのままにしておけ・・・かなぁ。


・・・ですから一般的に飼いたくてネコを飼っている、という現代のペット扱いは
ほとんどなかったのでは?・・・と思い出したりするわけです。

これは、ヒトがネコの特徴を把握していて、ネズミを退治してくれる以外には特に必要な
ネコではないのだが、


現状ならネズミもいることだし、ネコが勝手に住み着いてくれたのなら自然にネズミを駆逐
してくれるだろう・・・から、まぁいいじゃないか。


ていうくらいのことでネコを自由にそのまま好きにさせていた、・・という考えであります。


実際にわたしの育った家では、
ネコに対して特別な愛着は誰ももっていなかったような気がしています。

でも、ネコはいつのまにか倉庫=蔵や小屋に住み着いてから、自然の流れによって
その家の家庭の中まで出入りするようになっていったのだと思うのです。


で、・・それも当時のヒトたちは許していたわけです。

ネコはそういうもんだ・・・といった感じでしょうか。


記憶に残る出来事は、こどもを宿した母ネコが家の中から姿を一度消した、ことです。
(そのネコはわたしが成長するまでに何度か子ネコを産んでいましたが・・)

そして、子ネコをどこか安全な場所で産んでから、
今度は食べ物が簡単に手に入るであろう、家の中に子ネコを連れて帰ってくるのです。

子ネコを口に咥えて・・・。


この子ネコたちにわたしたちが触ったりすると、母ネコは危険を察知するのでしょうか・・
家の中でさらに場所を替えていきました。

ヒトの匂いが付くと母ネコは用心して子ネコを何度でも別な場所に移動させてしまうのです。


ひいおばあちゃんがこのときわたしに言った言葉がわすれられません。

・触ったら母ネコが子ネコば食っちゃうからな、触ったらだめだ・


幼いわたしにはかなりショッキングな言葉だったと思うのです・・・でもそれからは
わたしはこうした子ネコには触れないようにした思い出が残っています。

幼心に子ネコって本当に可愛くてついつい触ってみたくなるのですが・・その後は我慢でした。


母ネコが子ネコを何匹も口に咥えながら別な場所まで運んでいく姿はなにかけなげというか
親ってすごいなぁ、とも感じ取っていたように思い起こします。


そして子ネコが産まれたことを近所の方が知ると、
おかしなこと(?)に、子ネコもらいにくるヒトもけっこういらっしゃいました。


そんなこんなで、子ネコが産まれて何匹も家の中にネコがいることは必要としていないので
もらいにくるヒトがいればそのまま子ネコを引き取ってもらっていた・・事実があります。


さすがに母ネコはいなくなった子ネコを探してうろつき鳴きながら家の誰彼かまわず
しつこく・子ネコをどこにやったの?返して・

つきまとって離れないんですね・・・
そりゃそうだよね、母ネコには悪いことしてますから。


今はネコをペットとして飼っている家庭も多くて、わたしのような記憶が残ることはないでしょう。
ただ、昔のヒトたちはペットとして飼う、なんて余裕がなかったのだと思います。


当時は犬だって意外なことに放し飼いされていることが多く、そのままどこかへ行っちゃって
野犬になっていた、ってこと、普通にあった時代です。


子どもが野犬に襲われた、なんてニュ-スも頻繁に出ていた時代ですから。


ネコはこうしてヒトとの関係を苦しいことも有りながら継続してきたといえるのではないでしょうか。


いつの時代も人間こそが勝手であり、好きなように物事を決定しています。
ネコや犬にはなんの権限も要求もありません。


そうしたネコや犬など、ほかのペットたちに関しても、思いやる気持ちだけはもっていたいです。

彼らがいてくれるだけでこころが落ち着くことがあります、、、せめてそのお返しに・・・。


それだけでもいてくれる必要がある、と、・・・・。


もう、ネコの存在なくしては、・・・・朝がきません・・・。


・・・・昨晩もグ-ちゃんが帰ってきて、バクバクご飯を食べ、風のように去っていきました。


ご飯を食べに来たとき、食事中のグーは、こんな感じの声を出し続けています。


・・アウアウアウ、アウアウアウ、ウアウウアウ・・・


これ、食べながらずっとですから。


食べ終えると、一目散に外へ飛び去って行きます・・・なんで?



タグ:ネコの存在
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