ウシワカの 変化

大人になった・・・のだろうか？


ウシワカが以前よりおとなしくなったような気がしています。



・・あの２日間の空白によることが原因なのか、、わからないのですが。


何が２日間の空白に起こっていたか、知る由もないわたし・・・。


でも、何かあった・・・ことは想像はできるのです。

それは経験上のうえでのこと。


家を新築して引っ越ししてきたのがもう年の瀬の１２月２６日でしたが・・・。


その翌年の春・・・。

今まで外に出ることはさせなかったレオとハルの兄妹。


家の周りがほぼ家並みもなく、ましてや絶好の空地があることで、
レオとハルに外を経験させようと思いました。


ようやくやっと２日か３日ほどして、２匹は外の世界に慣れ、少しずつですが
自ら外へ出るようになりました。


ある日、
朝から外へ出ていたレオとハルでしたが・・・・ハルだけが帰ってきません。

迷ったのか？


そこらじゅうを探しました。

草の根をかきわけながら半日以上。


それでもハルの姿を見つけることができませんでした。

途方に暮れ、
カミさんとわたしは、言葉もなくその夜遅い食事をとっていました。


・・・・食事が終わりあとかたずけをしたあと・・・出る言葉もないままテレビの
ニュ－ス番組を見ていると、


・ニャァ、、ニャァ・

小さく鳴く声が聞こえたのです。

どこからなのかわからないまま、居間のカ－テンを開き、外の様子を見てみました。


するとすでに暗くなっている外の一部にわが家の照明の光に当たったように
ハルの姿が映し出されたのです。


サッシを開放してハルを呼びました。


ハルは周りを気にするように見渡しながら家の方へゆっくりと１歩１歩確認するように
歩いてきます。


家の中に入ったハルを抱き上げ顔をこすりつけながら喜びました。

ハルはイヤそうにしていましたが。


・・・・このとき、
たぶんですが、ハルに何か起こって居た・・・カミさんとそう話し合いました。


でなければ、
はじめて外の世界を知ったハルがこの日もまた新しい何かをみつけ、時間がすぎるのを
忘れてしまって外に居た・・・・？


このいずれかではないか・・・？

そんなことを考えました。


しかし、ハルはこのとき、家のすぐそこにある藪の中から現れました。


・・・・考えてみると、
何か初めて怖いものに出くわして、ソレが去ってしまっても危険な状況をさらに
安全にするため、、藪の中に潜んでいた・・・。


・・・一時わたしたちが家から外出していた時間に・・・・何かが起こっていた
可能性は有り、です。


この経験から、
ウシワカが空白の２日間で何を考えていたのか・・・・単純に道に迷ったりしていたのか・・

また、
新しい発見をしてついつい興味がわき、２日間それに付き合っていたのか？


・・・ネコの２日間は長い時間です。


２日間居なかったウシワカはその後、、

帰宅してから死んだように眠り続けたものです。


ようやくいつものように外へ出るようになったのは帰宅してから、、３日ほど経過して
からでした。


・・今は以前のように子どもみたいにはしゃいで外へ出て行く・・・そういった姿は
みなくなりました。


どこか大人っぽい、何かを知ったかのようなウシワカになったのです。

落ち着いている、そんな以前と違うウシワカになったのです。



これ、・・・

ウシワカが大人になったのでしょうか・・・？


甘え方も、
前と違い、余裕を感じることが多くなりました。


ウシワカ・・・・の、今後に気をつけていきたいと、そう思っているこの頃です。

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