野良ネコ ピ-助の 気持ち
野良ネコのピ-助・・・・
あれから、ずっとわが家に居ます。
風邪はどうやら治ってきたようで、鼻がグシュグシュしていたのがおさまって
きました。
先日は初雪にもかかわらず30センチくらいの積雪で大変でした。
ちょうどそのときピ-助がわが家のまわりに居る状況になっていたため、
ダンボ-ル箱に毛布などを敷き詰め、ホッカイロを敷き、
温めてあげました。
これまでの冬の季節、ピ-助がどのような生活を、外で送っていたのか
ちょっと慮りました。
助けを求めてきた・・・・おそらくそう理解したわたしたち。
朝、カミさんがご飯を用意して玄関先のピ-助が入っているダンボ-ル箱を
除くと、
・ニャアアアアア~、ニャアアアアアア~・
と、甲高く鳴き声をあげたピ-助。
あの鳴き声は、どういった意味なのか、考えてしまいました。
次の日もそうした鳴き声をあげていましたが、今は普通にしています。
わが家に来てから毎日以上のご飯を与えたので一時ご飯を食べなくなった
ピ-助ですが・・・
それってどこか具合が悪いのかな?、、、などと考えたりもして。
でも、
それはもういっぱい食べたためあとはカラダを落ち着かせていたようです。
いままではわたしを見るとサッと逃げていくピ-助でしたが、
今はそばに居てわたしを見つめている感じです。
以前、ご飯をあげようとしてお皿をピ-助の顔の前に差し出したら・・
あの強力な爪で引っ搔かれ血が噴き出したことがあります。
いま、そんなことはありません・・・おとなしくしてお皿をまっています。
ひとつ困ったことが、
わが家のネコたちです。
ピ-助の存在をわかっているのですが、そのダンボ-ル箱が恐怖のようで
夕方になると外へ出るのがめっきり減っています。
それはそれでよいことのような気もしているのですが・・・。
まぁこれも2日間ぐらいのことでして、今は毎夜外へ出ていき、以前に戻りました。
ピ-助は、もともとケンカを自らするネコじゃなかったので、
いまわが家の玄関先に陣取っていても、わが家のネコたちとイザコザは
おきていません。
わが家のネコたちも、ピ-助が怖い、ということがあるのだと思いますが、
それよりも、
ピ-助が弱っていたのを理解したんだと思います。
弱っている者にケンカをふっかけたりはしない・・・そうではないかな・・
そう思っています。
まだこれから先、さらに冬は厳しい寒さになっていきます。
ピ-助が、自分の隠れ家に帰れないのなら、わが家の物置を住処にして
やろうと思っています。
玄関先では寒さがまだこたえますから。
もっと寒さがしのげる場所をあたえてあげたいなぁ、そう思います。
年齢もあるのだろうと思いますし、
もう10歳くらいになっているのではないでしょうか・・。
これまで10年も野良ネコ暮らしをしてきたのですから、カラダも弱ることでしょう。
立派です、ピ-助は。
この10年間、よく持ちこたえてきたと思います。
だから、もしピ-助の最後の場所になってもいいじゃないか・・・
そう感じているのです。
ここがピ-助の家。
それでいいのであります。
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