返事をする キラ

ネコはイヌと違って、飼い主の指示を待つことはありません。


しつけなども不愉快なくらい、守ることはありません・・・不愉快ということも
ありませんけど、ちょっとはしつけられて欲しいところもないことはない・・。


そこが、でもネコらしくて、わたしは完全なネコ派になったわけです。


ただし、うちのキラはちょっと違います。
しつけ、というよりも、


少しのお気に入りを、返してくれるからです。


たとえば、
わたしが帰宅して、ネコたちが居るか確認するとき、必ず名前を呼びます。


チコ、ミケ、ウシワカ、キラ、レオ、ハル、グー、クー、それぞれきちんと
個別に顔を見ながら名前を呼ぶようにしています。


名前を呼ばれたから、じゃぁ、返事をするかといえば、
まずほとんど返事などするわけがありません。


でも、キラだけは、キイィー、と鳴いて返事をしてくれるのです。
名前を連呼するとするたびごとに仕方なくでしょうが、

キラは返事を返してくれるのです。



その理由があるのですが・・・。


遊んで欲しいためのお返しの返事、というわけです。


こうなるともうメチャクチャ遊んであげないといけなくなり、
こちら側が疲れ果てるまで執拗に遊びを要求してきます。


４兄妹のうちのキラとウシワカはオスネコです。
２匹のオスネコが同じエリアに共存していることは遊びにおいても
取り合いになることがあります。


観察してると、
一緒に眠ることも非常に少ないことがわかります。


キラはウシワカと一線を画しているようなのです。

決して仲が悪いということではなくて、居住空間が縄張りを主張する
ネコにとって必要になるということでしょう。


ウシワカはチコやミケと一緒に眠っていたりすることが多く、
キラはそういうウシワカと一緒に眠ったりすることは滅多にありません。


家の中で過ごしているときでも、ネコの個別の空間がとても
大事なものなのだと理解できます。


さて、キラですが、
いま、、たったいま、わたしの部屋の机の椅子に座り込み、


ネコジャラシの遊び道具を咥えてきて、
わたしが遊んでくれるのを待ち焦がれている様子です。


キラの遊びのしつこさは、天下一品、なのです。


キラ、と呼んだら、


キイィ～！、と、また返事をしてくれました。


・・・たぶん、これしかできないだろうな、、、それは理解できていますが、、。

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