物置の レオ

わが家の最年長者、オスネコのレオは、

昼間は家の裏手側に設置されている物置に入り浸っています。


いつからだったか、ちょっと忘れてしまいましたが、
場所がお気に入りなのか、毎日のように物置で眠っています。


レオは、真夜中ほとんどの時間を外のパトロール活動に使っていますが、
そのあいだたびたび家に戻っては、


フードを食べ、水を飲み、再度のパトロールへ出かけて行くのです。

こうして、朝になると、
朝ごはんを食べに帰って来て、その後は物置に姿を隠します。


気分によって、または天候にも関係しているのか、
一時、外に置いてあるダンボール箱に小さく丸くなって眠っていることも
あります。


現在は春、
このような時期の暖かくて風が弱いようなときは、まず決まって外の
ダンボール箱での居眠りです。


急に雨が降ってくることもあり、レオはそんな事態になると、
家の中へ帰ってきます。


7歳も目前に控えているレオ・・・・この頃はその余裕というのでしょうか、
傍目に見ていても、


年長者の許容力の度合いを感じさせてくれます。


とても去勢しているネコ、といった感じには見えません。


物置にいるのは、あの野良ネコのピー助がわが家の敷地内に何度も
やってくるからでしょうか・・・？


いつピー助が敷地内に来ても、
ネコの耳にはわずかな足音も感知できます。


物置は、日用品を販売しているホームセンターで購入したものです。

レオが出入りするので、１５センチほどのスペースを開けて、自由に出入り
できるようにしています・・・ですから


鍵などはかけていません。


また、家の中のトイレの手前の洗い場がある室内から、窓から出入り
できるようにもしています。


窓から外へ出ると、そこは木製の棚板の屋根がついていて、そこから
すぐ向こうにある物置の屋根へ飛んで渡っていきます。


そうして物置の下の地面に着地し、ノロノロと歩き方をはじめるのです。


この窓の外の木製の棚板の屋根の上で、レオは風に吹かれながら
気持ちよさそうに日向ぼっこを決めることもよくあります。


ここを出入りするのは、
レオのほかに、クーちゃんとハル、グーちゃんです。


グーちゃんなどは、流しの小窓から出入りすることもあって、危ないので
窓はしっかりと閉めるようにしました。


ネコは、こうして、高低のある場所から場所へと、カラダの能力をいかんなく
発揮して見せてくれます。


人間にはかなわないことがネコにはできてしまいます。


そんなネコたちを見ていると、ネコってすごい、素晴らしい動物だってことを
身をもって感じてしまうのです。


あのしなやかな身のこなし、躍動する身体、周辺の動きや臭いを察知しようと
する目の動き、脚の運び・・・・。


どれをとっても、ネコは、わたしにとって、最高の野生動物なのです。

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