未明3時

この季節、

朝方3時３０分頃には空も白々とあけかかり、なにか時間的な
余裕を感じさせてくれます。


春から夏への入口の季節とでもいうのでしょうか・・・。



その未明3時過ぎ、
２日続けての帰宅をしたグーちゃんの登場です・・・唸り声はせず、


現れるときは、唸るのですが、今日はまったく唸り声は出さずに、
以前からのあの特徴的な、


グアァ～グワゥア～・・・と鳴き声をあげながらの再登場でした。


昨晩も雨続きで、今朝方まで小雨模様のままでしたが、風もおさまり、
グーちゃんはお腹が減って帰ってきたのかもしれません。



食べっぷりはよく、
缶詰２缶をたいらげて、カリカリも一気にお皿を綺麗にしてしまいました。



寝室の窓からいつものように現れて、
わたしが気がついてベッドから降り、寝室の照明を点けてみると、グーちゃん
足元まで擦り寄ってきました。


小顔で、カラダも小さなグーちゃん。
こんな時間までどこかをさまよっていたんだろうか？


狩りの遊びをしていて、立ち寄ったんだろうか？



それにしても、住み慣れたわが家にずっと居ようとしないのはどうしてなのか？？


ま・・・今はいいかそんなこと。
グーがこうしてまた帰ってきてくれたんだし・・・と顔をよく見てみると、
耳の先の方に、


ダニがついていました。


さっそくピンセットを取り出し、ダニを取ろうとしたのですが、嫌がるグー。

しかたがないのでそのままにしてグーちゃんの食事を見届けます。



ダニは血を吸って満腹になると自ら落ちるそうです・・・ですから
そんなに心配するものでもありません。


帰ってくるグーちゃんは、こうしていつも真夜中に現れます・・・きっと
家の周辺をグルグルとまわって歩いているのだと思います。



いつか、きっとグーちゃんの居場所をつきとめてみたいと思います。


ただ、、、
ネコには秘密めいた場所取り、、というのがあるようで、その秘密の
場所を発見されると、


新しい自分だけが知っている秘密の場所を探しに行くのです。

イタチゴッコ、みたいなので、
しつこく探すことはしませんが、とにかく、家の近くに居る、という確信を
持ちたい気持ちがあります。


グーちゃんがこうやって自分の帰る場所がある、ということをわかっていてくれる
だけでもとても気持ちが和らぎました。


ケンカもするような子ではないので、
おそらくは、危険な目にあわないようにしながら真夜中の散歩をしているのでしょう。


ご飯を食べ終えると、
グーちゃんは窓辺を前脚を伸ばして外を覗き込み、後ろ足は蓄熱暖房機の
うえにおいて、外界の状況を確認しました。



・グー、またすぐ帰ってくるんだよ、危ないところに行っちゃいけないよ・

そう伝えました。


グーは、
今度は、唸り声をあげ、外へ飛び出して行ったのです。


カラダは少しだけ触ってみて、汚れていないことを確認し、


ケガなどしていないか確認し、わたしたちの匂いをつけておきました。


グーに、忘れられることがないように、



わたしたちはグーが嫌がらない程度にカラダへのタッチを
いつも忘れません。


それが最善の策でもあるからです。


わたしたちからグーちゃんへの、匂い付け、なのです。

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