夏ネコ じゃ ないらしい

わが家のちびっこ兄妹ネコたちは、

約2年前の７月にわが家に拾われたネコです。


今年の７月、彼らは２歳になろうとしています・・・もうすぐです。


当時は５匹の兄妹子ネコでしたが、
その後、


オスネコのシバが心臓疾患で亡くなり、今年、メスネコのミケが交通事故で
亡くなりました・・・。


どうにも飼い主としては、失格者なわたしです。



・・・・家の前はクルマも走れる河川敷の道路があり、当然、川が流れています。
その河原の土手に、


５匹の子ネコは捨てられていました。


今もあのときの光景は記憶として残っていて、
でも、


あのときの子ネコが、２匹はなくなったけれど、、３匹はなんとか元気に２歳を
迎えようとしている・・・・


わたしがこの５匹を家に招いたとき、
カミさんが、こう言ってくれました・・・


・ヒトでもネコでも、なんでも出会いがあるんだから、
　きっとこの子ネコたちは、あなたを見て助けてくれるって感じたのよ、ね・


当時、わが家にはとっくに５匹の成ネコが存在していて、さらなるネコの増員、
なんてとても考えられない状況でした。


そのことはわたし自身がよくわかっていたし、狭い家で、１０匹なるネコを育てる
なんて、頭の中にはありませんでした。

河原の土手に生い茂る雑草の奥を覗き込んだわたしは、ハッとしました。
１匹や２匹じゃありませんから・・・。



わたしの足元は、すでにそれを見たとたん、家の方へ向かっていたのですが。
知らないことにしよう、見ていないことにしよう・・。


家はすぐそこ、走っていけばものの見事に捨てられた子ネコの視界から
消滅します。


家に歩き出すわたし・・・背後から、ミャァミャァ・・・と・・・。


ちょっとだけ振り返り見てみると、５匹の子ネコがそれぞれにわたしの後を
追い、小走りに走っているじゃありませんか。



・・・その姿、あまりに可愛く、せつなく可哀想で、・・・

ついしゃがみこんで、５匹の子ネコを抱き寄せてしまいました。


１匹は三毛色で、２匹はグレー色、もう１匹は白と黒、最後の１匹は茶色系。

だから、わたしの背後から走って追ってきた子ネコを見たとき、



感動してしまいました。


・・・感動なんておおげさですが・・・わたしはこの時の子ネコ５匹を見て
人間と同じ恐怖や、安心感、ネコも同じなんだ、とそう思ったのです・・・捨てられた


子ネコ５匹は、もしかしたら初めて外へ連れ出されていたのかもしれません。

それはとてつもない恐怖だったでしょう。


そして初めて会うわたしという人間。



・・・子ネコたちはそのわたしを見て、なぜ追って走ってくたのだろう？



今もそれは謎ですが・・・・。


謎なのは、それだけでなく、彼らを招いた７月。
５匹の子ネコはそれなりの走る様子を見せてくれました・・・それでもまだ
幼くて、


たぶん生まれて１ヶ月くらいか・・・そう考えていました。


でもまぁ・・・５匹の子ネコの誕生日はこの日、ということにしたわけです。

夏生まれのネコ・・・


夏ネコだと思ってきたのですが、、、これまで一緒に暮らしてきた成ネコと比べると、
このちびっこ兄妹ネコたち・・・


どうにも暑さに弱そうなんです・・・今日も暑かったけど、まだまだ本格的な
夏じゃありません。


現在健在のちびっこネコ３匹・・・最近の暑さに家に戻るのが早くなり、

ぐったりと家の中の日陰で涼んでいます。



夏ネコじゃ・・・・ないのか？


春ネコだったのか・・・？・・・

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