ネコが いる 普通な風景

家の外へ出ると・・・・玄関脇にネコがいる。


家の周りを仕切っている、塀の上にも、ネコがいて・・・・。



気持ちよさそうな顔をして、こちらの方をちょっとだけ見ている。
本当に気持ちがいいのだろう・・・そんな表情をしている。


お天気もやさしい、わずかなそよか風が頬をくすぐる程度で、
過ぎ去る。


庭先には、わたしらが用意してあげた、くつろぎのダンボール箱が
2個。


ネコたちが入れ替わりながら、ダンボール箱にカラダを収めて
眠ってくれる。


危険なことなど、このときばかりは気にもしていない様子に映る。


家の裏側にまわってみると、エコキュートの外線機があり、それを
木枠で囲っている天井板の上でネコが眠っている。


そのすぐ近くには家の窓があり、何かあれば家の中に避難する。


また、そのおよそ２メートルもない場所に、
物置小屋があって、そそる興味が見つかれば、外線機の上から
飛び跳ねて移動していく。


ネコにとって綺麗すぎる家はつまらないのである。


どこからでも世間を見渡すことができて、
どこからでも自分の身を守ることができるようになっている難攻不落の
家が良い。


複雑で、大きくない小さくても自分の周りが自分で把握でき、
相手が判別できない場所がよい。


それがネコがいる、普通の風景なのだ。


ネコがいて、暇そうに眠っている・・・・そんな風景・・・・そしてムクリと
起きだしたかと思えば、肩を揺らしながらどこかへ散歩。


２歳のちびっこネコ３兄妹たちは、外へ出て近くの野原で散策中。


日本でネコを外で自由に生活させるには、
一山を購入するしかないのかもしれないなぁ・・・。


こうして、１日ゆったり過ごすネコたちは、明日も同じように食べて
眠り、狩猟遊びに没頭しながら、また眠る。


ゆるやかだけど、ネコたちの気持ちのよさそうなその顔が大好き。


ネコたちの日々が大好きだ。

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