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冬ネコ 別れて 帰る


飼いネコ、のはずのわが家のメスネコ、グー。


いつかいつかと思っていましたが、とうとう自宅に帰還したようです。


雪の降り始めは、ドカ雪ではなかったので、
グーも様子見をしていたところだったのでしょう・・・・一度は家に戻った
ものの、


すぐにまた外へ出て行ったのでした。


その後、雪は小康状態を続けて、この3日間のあいだにあっという間、
数十センチの積雪となったのであります。


昨年の冬到来時も、この雪を見て、グーは家に帰ってきたのです。


3日前、雪がまた降り始め、気温も零下にもなったりして、かなり
厳しい寒さになりつつありました。


夜、わたしは出かけていたのですが、
用事を済ませて家に帰ったのが夜中の12時すぎころ・・・・・・・・。


玄関に入ってすぐ、グーの鳴き声が小さく聞こえてきたのです。


家のどこに居るのか、この時点では皆目見当がつきません、でも
部屋部屋を歩いて見て回っていると、


トイレの脇にある洗濯機の横の高さが2メートルほどのところに設置
してあったダンボール箱の中に横になって眠そうにしてこちらを
見ていました。


わたしが帰宅したことを察知して、鳴き声で知らせたのでしょう。
・帰ってきました~・ってな感じで、、。


カラダを撫でてやると、お返しにわたしの手をナメナメしてくれるグー。


缶詰をひと缶開けてお皿に入れてあげてから就寝です。


翌朝、カミさんが言うには、グーが帰る前に、あの野良ネコのピー助が
現れたとのこと・・・・やはり、グーはピー助と外で遊んでいるのかもしれません。


いっつも一緒にいるわけではないでしょうが、グーとピー助は
もう完全に仲間なのかもしれないのです。

グーは野良ネコではないので、冬を外で生きていけるとは思えません。
だからこうして雪が降り出すと、思い出したかのように帰宅してきます。


雪が降っているあいだは、グーはもうどこへも出かけません。
お日様がでて、天候が良い日には少しだけ外へ出ることがありますが、


必ず家に帰ってくるのですから。


今日はちょっとだけお日様が顔を出しました・・・グーは早速外へ出てみたのですが、
やはり雪は積もっています。

それを見て感じ取り、数分のあいだ外の空気を吸っただけで、
すぐに家に舞い戻りました。


外で一年の大半の時間を過ごすグーには、外の世界が合っているのかも
しれないです。

ただこの雪が降る季節だけは、野良ではないグーにはキツイ暮らしなはずです。

ピー助と遊んでいたいのはやまやまでしょうが、
そこはグッと我慢しているのだと思います。

ピー助も、グーが家に帰るのは忍びないはず、、、、でも、グーのことを理解して
くれているのだと思うのです。

一年に一度、必ずある2匹のお別れの日が3日前の雪の日だったのです。


2匹はさみしい思いをしたのだと思いますが、また来年の春・・・・きっと会える。
そう信じて別れたのでしょう。


冬ネコ2匹の冬の別れと旅路が、また今年も始まりました。


どうか、ピー助も元気でひと冬、越してもらいたいなぁ。


グーは帰ってきてからよく眠っています・・・起きれば窓の外の景色を眺め、
次の春を待ち遠しく思っているように見えるのが、どこかさみしげでもあります。


でも、ピー助も頑張って冬を越さなければなりません。

野良ネコではないグーが、ピー助と一緒では心もとない状況になるでしょう。


そういろいろと思いを馳せてみると、
ネコたちの愛情さえ胸に響いてくるのです。


可愛いグーと、野良ネコピー助の男らしい姿を見せられた3日前、冬到来です。



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