キラが 話す
キラは3歳になるオスネコです。
5兄妹のネコなのですが、キラは初めてわが家にきたときから
非常に人懐こい子ネコでした。
はじめからわたしの膝に乗ってきて顔をみあげながらなにか話でもしているか?の
ようにわたしの表情を読み取ろうとしているのがわかりました。
カラダは5兄妹のなかでいちばん大きかったのに・・・いちばん甘えっ子でした。
顔は可愛らしかったのですが、
成長するにしたがいちょっと面長で、鼻が長めに変貌してきました。
それでも、当初からのなつっこい特徴は変化せず、いまだにわたしの顔をよく見て
鳴き声を発してきます。
その鳴き方は、
ただ鳴くのではなくて、求める鳴き声を変化させて、わかってくれ、そう伝えているかの
ようです。
文書ではこのあたりの微妙さを表すのは難しいのですが・・・・
キラは、まず、夜中ずっと外で遊んで朝方に帰宅します・・・・朝からずっと眠り続け
お昼ごろに一度目覚め、カミさんのところへやってきて寝転がります。
カミさんの顔をずっと眺めていて、ときおり、・キュ~・と鳴きます。
この鳴き声は、
・撫でて~・ということらしく、撫でてあげると、喜んだでいるように寝転がっている
カラダを何度も反転させ目を閉じてまた眠りにつくのであります。
そして、
午後5時くらいに完全に目覚め、・アウゥ~・とご飯の時間を要求・・・。
食べ終えると、さっそく外へ出かけて行きます。
夜7時くらいになると一度帰宅して、またカミさんのところへやってきて、
・ちゃんと帰ってきたよ、ナデナデして~・
こう言ってゴロンと寝転がるのです。
なにしろ、キラがすごいのは、ナデナデしているときのわたしたちの手や指に
自ら手を伸ばして触ってくるところ。
何度も何度もわたしたちの手や指を触ってくるのです。
握り返してあげると、少しおどろいた顔をしますが、すぐに慣れて、また目を閉じて
今度はゆっくりひとやすみするわけです。
キラの喜びの表現は、ほかのネコたちと比べられるレベルではありません。
口からふう~、と息を吹きかけるだけで、狂ったようにカラダをねじり倒してわたしの
手を掴もうとして前脚を差し出してきます。
そのキラの手をわたしがギュと掴んでやると・・・・コテンコテンと転がり続けて
床に落ちそうになるくらい・・・・じっさいに床に落っこちたことが何度もありました。
ですから、
キラとは、できる限り、話してあげて答えを導くような遊び方をするようにしています。
それがキラの要望だから・・・・。
毎日過ぎて行く時間のなかで、ネコたちだって脳内メ-カ-が働いているのであります。
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