おおかみこどもの雨と雪 ネコが観る

先日、カミさんが録画していた、

・おおかみこどもの雨と雪・を見てしまった。



アニメーション漫画と言えばよいのか、ちょっと複雑だ。

物語が有り得ない設定で、


とても子供用とも思えない。


ストーリーは稚拙な案だとは思うが見ていてとても楽しかった。


題名からして、よくわからない感じはしていたのだけど、
見ているうちにファンタジーとも違った感覚を覚えたのはどうしてだろう。


カミさんは一度ひとりで見たそうだが、
わたしが見ると一緒にまた見ていた。


アニメーションらしからぬ繊細なそして奥深い映像が素晴らしい。

背景画像が登場人物らの絵と全く違っていてまさに浮き彫りにして
いるかのように鮮やかだった。


物語は、
人間と狼との間で命を誕生させた狼人間の伝説だ。


有り得ない話とはいえ、
物語のまとめ方、日常的なささいな部分を明確に描いていて微笑ましく思えた。


こどもの表情や動き、言葉、そこらがとても懐かしくまた、輝いていたと思う。


うちの１歳を過ぎたオスネコのウシワカがテレビの映像に釘付けとなって
座り込んで観賞していたのだから・・・ウシワカ、すごい。


雨と雪は、狼人間のこどもたち兄妹なのだが、
それぞれ人間を選んで生きていくか、狼を選んで生きていくか悩みだす。


・・・・これって変身もの？


そう、このアニメ・・・人間から狼に変身するのである。
それもこどもの狼２頭。


人間であってかつ狼の血が備わっている２人の兄妹。


有り得ない・・・と思いつつ、ついつい最後まで見てしまったのだ。


はじめは、たいそうもないアニメ・・だろうと踏んでいたが、
なんとも言えない清々しい名作だ。


ファンタジーとも違う世界の物語。



ウシワカが、狼少年の雨が遠吠えしたとき、なぜかうなっていたのだ。


キミは、ウシワカ・・・ネコでした・・・。

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