ミケとの 以心伝心

あの、シポクロが近頃毎日のように

わが家の周りをうろついているようになりました。


春になって発情期に入ったのか・・・それとも野良ネコになって
しまったのだろうか・・？


顔を見てみれば、
おだやかそうな表情をした年齢はおよそ１０歳くらいだろうか？


外をうろついているから、毛は汚れているけど、そんなにひどい
汚れではない。


少しだけご飯をあげてやったら喜んで食べきった。
そしてまた近所のネコがいる家の方へ歩いていった。

・・ちょっとするとまたわたしの家の方へやってきて・・・



ちびっこネコ４匹は恐ろしいのか敏感になっている。


その中の、メスネコのミケ。

家の壁伝いにネコが渡って行けるように作った棚板のいちばん
上の方に座って聞き耳を立てながら、


シポクロの鳴き声を遠くから近くから聴集しているようだ。

ミケも、怖いんだろうな。



姉妹のチコは、寝室にある、古いイスを重ね合わせたネコ用の
ベッドに隠れしまったいる。

チコもシポクロが怖いんだなぁ・・・。


チコを撫でてあげると、ピロピロとわたしの手を舐めてくれた。


・・・居間の壁伝いの棚板に座ってじっとしていたミケに、


手招きしながら、

・ミケもここにおいで、、、チコも居るよ。・


そう言うと、


ミケは、一度背伸びをして、
わたしの方へ駆け寄ってきた。


わたしの足元まで来て、・キャッ・とひと鳴きしたミケ・・・。


・さぁ、ここに入ってネムネムして・と
指差ししてみると、



チコの居るベッドの中へ入っていったミケ。



わたしが言ってること・・・わかっているのか・・・・？


ミケ、すごいなぁ、なんとも言えない、ミケとの以心伝心でした。

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