朝の散歩

朝、目が覚め、久しぶりに表へ出てみました。



寝室にはネコ１匹いませんでした・・・・穏やかな気候なので
ネコたちは夜がけで外で散策中なのでしょう。


いつもなら、ハルだけはわたしのベッドの上で休んでいるのだけど・・・。


たばこを吸いながら歩いていくのは、
ネコたちのお気に入りの、積み木ジャングルです。


家の敷地から５０、６０メートルぐらいの距離にあるでしょうか。


積み木ジャングルまで着くと、あたりはまだ枯れ草状態の色です。
これからもう少し時間が経過すると、青々とした雑草たちやタンポポなどが


色鮮やかに春の到来を告げてくれます。


蝶々が宙を舞い、バッタが飛び跳ね、小鳥も多くなってきます。



待ち遠しい・・・。



そんなことを思いながら周りを見渡し、ネコたちの名前を呼んでみました。

・・・・音沙汰ありません・・・・




また名前を呼びます・・・・。



すると、ニャオニャオ、と小さく鳴き声が聞こえました。
どこからだろう・・・どっちからだろう・・・


ぐるりと見渡していると、積み木ジャングルの古木材の陰から
ハルちゃんが小走りにわたしの方へ走っているのを見つけました。



そう、一昨年あたりまではこうして朝方の散歩を欠かしていなかったんです。
それはなぜかというと、

わたしが外へ出ると、ネコたちがゾロゾロと後をついてくるから・・・。
それがとても新鮮で、ほぼ３６５日欠かしたことがないくらいでした。



イヌでしたらば、普通のことでしょう・・・でもわたしに付いてくるのは

ネコです。



ネコがわたしと一緒に歩いて、朝の散歩につきあってくれるのです。
それも、当時の総勢５匹がゾロゾロ・・・ですから。


ネコの散歩するときの表情がまたとても愉快です。
危険察知能力が高いネコは、


こうした散歩中でも周辺の物音や気配に非常に敏感なので、
歩きつつ、歩を止め、あたりを見回し、確認。


なにか気になるモノを発見すると、そちらへすぐに移動して寄り道です。

そんなこんなで、
５０、６０メートルの積み木ジャングルまできちんと辿り着くのは、５匹も残りません。



しかし、寄り道はしますが５匹は全員無事に積み木ジャングルへ到達します。


それぞれ思い思いの遊びの始まりです。



まず雑草を食べ始め、朝露でのどを潤します。

生い茂る雑草の背丈のある中へ、冒険に入っていくもの・・・



蝶々を追いかけて、宙を飛び、転げまわるもの。


２匹でうなり声をあげながら、追いかけっこするもの。



ネコだってこうして遊ぶんですよね。



これ、栄養です、人間の、本当に・・・・。


ネコのこれらの行動を生で間近にすると、自分のこころが新鮮な思いに
変わっているのがわかります。



ネコだけじゃないでしょうけど、動物にはヒトのこころを変えるチカラが
あると、


わたしは実感しているんです。

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