グーちゃんを 探して

昨日は、お昼頃からグーちゃんを探しに行ってきました。

家の近くは何度も探しましたが、いっこうにグーちゃんの姿を
見ることはありません。


少しは知識がある場所、ということで、家からおよそ直線距離で
1キロあたりのところを探しました。


そこは小高い場所で、
以前に近所ネコのシマちゃんや、ピー助などの遊んでいる姿を
目撃したことがあるところなのです。


すぐそこ、なのですが、辺りはもう山の麓か、といった感じです。


その小高い山の麓のようなところの、崖みたいなところを登り、もう亡くなった
シーちゃんは眼下に見えるあの、お寺の方からここまで来ていた、


そんな事実があるところなのです。


シーちゃんが生きていたとき、７日間家を空ける、１０日間家を空ける、
そんなことがしょっちゅうあって、

わたしたちは何度もこの下に見えるお寺のまわりを探しにきたことがありました。
そしてそこでシーちゃんを何度か発見した経緯があるのです。



見上げると、小高いこの場所に少しの家並みがあることに気がついて、
ここまでやってきたのでした。


すると、２件ほどの山小屋のような家があり、
その１軒のお宅の奥さんとみられる方と話をすることができました。


その家では、ネコを４匹飼っているということでした。
ただし、そのネコたちはいっさいほとんど家を出ることがない、とも
話してくれたのです。


この場所の家に住んでいるのではなくて、畑を作っているため、
冬場以外は毎日のようにここに来るのだそうです。


奥さんが言うには、
よくほかからネコがやってくる、ということでした。


・匂いがするのかなぁ、ネコの・


今回、またこの奥さんと会うことができ、長いこと話もできました。



奥さんに断り、家の周りを散策させてもらいながら、グーちゃんの
名前を呼びつつ探して歩きました。



でも、やはり見つけることはできません。


いたしかたなく、家に戻り、・もう7日になるし、ミケの事故のこともあるから
気になるなぁ・


わたしたちは、そう話していたのです。


事故、、、これはどうしようもないことかもしれません。



でも、ペットを飼っている方であれば、クルマで道路を走ると、
ネコやイヌなどが道路に出てこないか、と


いつも気にして走っているものです・・・・どのような道路であってもです。


こうして、ゴールデンウイークの１日が過ぎていきました。


真夜中過ぎて、午前2時３０分頃・・・
風が強くなっていた時間でした・・・



またバサバサッとあの窓のビニルシートの音がしました。


風の音かな・・・と思っていると、少しの唸り声が聞こえてきて、
咄嗟に身を起し、照明を点けました。


すると窓辺に、グーちゃんが立っていたんです。


いつものグーちゃんと変わりません、唸り声を少しだけあげながら
寝室の床に降りてきました。


すぐにキャットフードの缶をあけて食べさせます。


１缶と２缶めの半分ほどを食べると、グーちゃんはすぐに窓辺に戻り、
外をみつめて、


・行かなくちゃ・


そんな風にも見えるのです、、、
何がグーちゃんをそうしているのかわかりませんが、そう見えるんです。



グーちゃんのカラダに触ると、少しイヤがる素振りを見せました。
だから、わたしたちもそれ以上、グーちゃんに触るのはやめました。


そして、また外の世界へ飛び出して行ったグー。


元気で生きている姿を見せてくれただけでも、良かった。


また忘れずに、食べ物を食べたくなったら来ればいい。


グーちゃんは避妊手術もしているし、野生とは程遠いと思います・・・
でも、もしグーちゃんが外で生きる道を選択したのであれば、


野生を取り戻しながら生きるしか道はありません。



グーの本能が、勝っているのなら、どうしようもありません。
わたしたちは、グーちゃんを見守るしか手立てがないのです。


これから、夏がやってきます。


猛暑なのか冷夏なのかわかりませんが、外の世界を選んだとしたら、
グーちゃんの本能は打ち勝てるか、、


そのような一年になるのかもしれません。



グーは、今日もしっかりと生きています。

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