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レオの 教え




ゴールデンウイークもはや、最終週となりました。


今日の午前中はちょっと天気が良かったので、ネコたちとの散歩を
楽しんできました。


朝になると、ウシワカが騒ぎ出すので、カミさんもうんざり気味なのです。


ウシワカは外に出たくてたまらないようで、朝おきてくる家族の誰彼構わず
鳴いて訴えています。


さて、ほかのネコたち、特には成ネコのレオやハル、クーなどは、
ある程度は好き勝手に外へ出入りできます。


ウシワカが騒いでいるときにはすでにレオは家の外に出ていて、
敷地内に置いてあるダンボール箱のなかで日光浴をしていました。


レオがいるなら大丈夫・・・そう思いウシワカを外へ出してやりました。


そうすると、
レオがいきなりムックリと起きだして、例の積み木ジャングルへと
歩き出したのです。


わたしもレオの後を続いて歩き出しました。
ウシワカも喜び勇んでレオの後を追いかけていました。


この状況・・・とても可愛いのです、レオの後を跳ねるように走るウシワカ。
その喜びがわたしにもよくわかりました。


積み木ジャングルに到達しますと、レオは古い材木群を積み上げた頂点の
ほうに上がって行きます。

そしておちゃんこして、辺りの様子を伺い、ゆっくりと毛ずくろい。



ウシワカは、積み木の中に潜り込みました。
入り組んだ古い材木が適当な隙間を作っていてさながら自然のジャングル
のように見えるかもしれません。


ウシワカは、しばらくこうして積み木の中で遊んでいました。


そんなとき、レオが耳を下げた格好で積み木の上から下へ急に
降りだしたのです。


気がつくと、近くに農作業用の軽トラックがやってきました。


レオは積み木ジャングルの下で、身を低く構えて状況を把握しようと
していました。


ウシワカはまだ積み木から出てきません・・・。


軽トラックから男の人が降りてきまして、積み木ジャングルの近くにある
小さな畑の土の様子を見て歩き出しました。


このとき、やっとウシワカが積み木の中から這い出すように出てきました。


レオがウシワカのそばまでやってきて、
・グウウ~ウウ~・と唸り声をだします。


ウシワカは、軽トラックから出てきた人間をうつ伏せ状態で見入っています。


レオが、ウシワカを片手でこずくようにします。


わかりました・・・


レオはウシワカに気がつくのが遅いことを叱っているのです。
人間は危険、だということ、クルマは危険な物体だ、ということ・・・


レオはウシワカにそれを理解するように促していたのです。


これらを守れなければ、自分の身は守れない、といったことを
レオが教えているのです。


ウシワカはそのあと、
レオの後をついていき、家まで帰って行きました。


まるで、人間のこどものようでした。


血も繋がっていない世代別のレオとウシワカですが、一緒に暮らしていることで
危険の察知能力の共有を図っているのです。


レオを見ていて、とても安心しました。



わが家の成ネコで、唯一のオスネコのレオ。


けっこうやるもんだ・・・そりゃそうかも・・・だってこうして外を経験して6年。


今年は、7歳になるんだから・・・。
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