SSブログ

シバの 一周忌




もう一年が経ちました・・・・。


ちびっこネコたちは、5匹の兄妹でしたが、今は3匹になって
しまいました。


今年、メスネコのミケが事故で亡くなりました・・・。

昨年は、オスネコの、シバが亡くなりました。



・・・すべては飼い主のわたしのせいで、こうなっています。



シバたち5匹の兄妹ネコがわが家に拾われたのは想像ですが、
産まれてから、1ヶ月以内のことではないか、、と考えています。


どこかのお宅で飼われていた母ネコがこの5匹の子ネコを
産んだのではないか、と。


・・・・家の前の川の土手の雑草が生い茂るところに5匹はそろって
身を寄せ合っていました。


なにか鳴き声がするので、河原の土手を歩いてみると・・・そこに5匹が
固まるように隠れていたのです。


捨てられた時間は、そんなに経過していないと思いました。


それは、5匹ともとても綺麗にしていたことと、その日は仕事が休みで
1日家に居たからです。


それにしても、どの時間帯に、誰がどうやって捨てていったのか?

不審なクルマも、ヒトも見た記憶がありませんでした。


それでも、その毛並みは綺麗に整っていたので、それまで人間のそばで
生きていたのだと思いました。


シバら5匹は、その日からわが家の家族になりました。
いちばん元気に鳴き声をあげるのが、シバでした。


しばらくのあいだ、シバが持つ病気をわたしたちはまったく感じていませんでした。


本当に元気なオスネコだったのですが・・・。


毛色は濃いグレー1色で、なかなか美しく、そうは見ることのない毛色。
5匹の、リーダー的な存在感を示していたシバ・・・。


ある日の朝、カミさんがご飯を与えたとき、
シバが、いっとき倒れてしまったことがあります・・・・わたしは直接目撃できなかった
ので、

カミさんが言うその意味がよくわからなかったものです。


そのことがあってから、数日のうちに、
今度はわたしの目の前で、シバが倒れたのです・・・。


おちゃんこしている状態から、カラダが少しブレて動き、あっという間に
その場に倒れ込みました。


チカラが抜けた・・・状態、とでも言えばわかるでしょうか・・。


それまで普通におちゃんこしていたのが、瞬時に崩れ落ちる・・・
そういった状態です。


しかし・・・すぐに起き上がり、またいつものように活発に遊びだします。


????これは、ネコや動物の病気にまったく無知なわたしたちには
皆目予想もできない出来事だったのです。


すこしだけもう少し様子をみてみよう・・・



すると、そのうちに1日に1度か2度、カラダが崩れ落ちる現象が起きるように
なり、

わたしたちは、もしかすると、とんでもないことが起きているのかも・・
そう感じ始め、すぐに動物病院へ向かったのです。


心臓が肥大する病気でした。

単純に解釈すれば、心臓が大きくなっていく病気で、大きくなった心臓への
大きくなった分の血液が回っていかなくなる・・・と考えてもいいでしょう。


このために、血液不足となった心臓の欠陥が脳へ伝えられて、一瞬貧血と
似たような症状に陥り、倒れこむ、ということになります。


・・・・手術することは可能なのかもしれませんが、わたしたちはその費用が
捻出できません。


とんでもない金額がかかります・・。


薬で直すことを選択しました・・・。



今でも忘れません・・・この薬をシバに飲ませるようになってから、シバは
倒れることがなくなっていきました。


そのことがシバには分かっていたのでしょうか?
夜、


わたしたちがご飯を食べ終えて、ネコたちもご飯を食べ終えると、
シバの薬の時間になります。


・シバ、お薬の時間だよ・
そうシバに声をかけると、シバはイソイソと歩み寄り、薬を飲ませるカミさんの
となりにおちゃんこするのです。


お皿にお水も用意しているのですが、シバは薬を飲んだあと、
潤すようにお水をチョピチョピと飲みました・・・自分から飲むのです。


ネコは、薬を飲ませるのを嫌います・・・本来は人間に飲ませられるような
動物ではありません・・・


薬を飲ませるには、ご飯に混ぜ込み、騙しながら飲ませるか(それでも難しい。)
または、ネコの顔を抑えて、口を開かせ薬を口の中に入れてやる、


そんな行為が必要になります。


うちの成ネコたちは、ご飯に混ぜて薬を飲ませると・・・・ご飯以外のモノを
吐き出していまします。


それだけ、薬を飲ませることは面倒だし難しい作業なのです。


しかし、シバは、自ずから薬をもらいに来るのです。


薬を飲み始めてから、シバはどういったことがその薬にあるのか・・・?
感じていたのでしょうか?


・・・・これまで飼ってきたネコたちのなかで、自分からお鼻を付けてくる
ネコはいませんでした、が、


このシバだけは違っていました。
シバは、わたしが顔を近づけると、自分の顔を寄せてきて、わたしの鼻に


あの冷たいお鼻をくっつけてくれるのでした・・。


愛嬌もよく、こんなときのシバはとてもご機嫌がよろしかったのでしょう。


何度もシバとお鼻のくっつけ合いをしたものです。




・・・シバは、わが家に来てから、

一年も経たないうちに、わたしたちの元から旅立ってしまいました。


そのときの壮絶な命を全うする、シバの最期の時を・・・わたしたちは
忘れることができません。



シバに今も言うことがあります・・・・


うちに来て、良かったかな?・・・シバ。


病気を、直してやることができなくて、、悪かったな、シバ。


ごねんな、シバ。


おまえのお墓参りは、いつも忘れていないからね。
タグ:1周忌
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。