ネコは 正直
ネコと一緒に暮らしていると、
ネコのその正直さに、疎ましささえ覚えることがあるものです。
ネコは勝手で気ままでワガママな動物の代表格なのですが、しかし、
これでもとても正直で、
人間の自分に、無言の差異を知らされることも多いのです。
ネコを叱ることが、、やはりあるものです。
しつけではないのですが、イタズラのようなことをしたら、叱るということも
必要になります。
そのままにすれば、家の中はネコのし放題で、ハチャメチャな状態に変わって
しまうのですから。
外に出たい・・・とウシワカが鳴き声を発する、出さないとまたもっと
激しく鳴く、
ちょっとおとなしくしていたかと思えば、
いきなり家の中を走り出し、壁に足蹴りしてまるでサーカスのような曲芸もどきの
アクロバチックな技を繰り出します。
しかたないから、
外へ出すわけですが、、すると、外へ出てまもなく家に戻り、
わたしのそばに寄ってきて、
スリスリ・・・スリスリ・・・と、まるで、外へ出してくれて、ありがとう。
そんなふうに見えるのです。
ネコは、音にとても敏感で、ヒトが発する声量にもとても反応するものです。
ヒトが怒鳴ったり、言い争う声の大きさで、
すでにその場から立ち去ってしまうほど、ネコにとってヒトの声というのは
一害あって一利なし、なのかもしれません。
それだけ、ネコの聴力=耳は音量でヒトの感情をすばやくキャッチしています。
飼い主であれば、
ネコのこうした特性をしっかり覚えておかなければなりません。
そして、もしネコを叩いたりしたなら、これは取り返しがつかない行為だと
認識することが必要です。
おそらく、ネコは二度と叩いた飼い主を信頼することはしないからです。
ネコと関係を築くのは、話しかける、ことです。
ネコに話しかけて、伝わっていなくてもいいから、ずっと話しかけていくこと。
ネコとちゃんと向き合って話しかかていけば、ネコはその意味を
わかろうとしてくれます。
たしかに、ネコは勝手で、わがままで、やりたい放題・・そんなイメージが
ありますが、
愛情を注いでいる飼い主には、正直に愛情を返してくれるんです。
そのときの仕草や、行動は、
人間の世界には存在しない、ネコとヒトとの関係だけに存在するもの。
ネコ同士にだってあるものではないのです。
わが家のネコたちが見せてくれる、ひとつひとつの愛情表現・・・。
日々、その表現を見れるだけで、
ふう~っと、一息つけることが、なにかとてもしあわせな気持ちなんです。
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