両手で ギュッ

ネコの手はヒトのように動かせる、とても器用な手です。


誰でもがネコの手に、その愛らしさを感じるものではないでしょうか。



ネコたちは、どのネコでも、あの、両手でギュッと顔を押さえ込むような
仕草をするものだと思います。


その仕草は、
眠っている最中に突然する仕草なのですが、あまりにも愛らしくて、
眠っているネコの顔に、

ついつい触ってみたくなってしまうものです。


あの仕草、

ヒトで言うなら、伸び、にも似ているような気がします・・・眠っていながら、
両手を顔に持っていき、


手を交差させるかのように、顔につけてギュッと塞ぎ込むような仕草です。


どんな動物も可愛いものですが、
ネコのこのような仕草に勝る仕草はないのではないか・・・そう思っています。


ネコならほとんどのネコが、この仕草を自然に行っているものです。


眠りながら・・・自分の顔を覆う、この仕草は、ネコにとってどのような仕組みが
あるのか・・・気になっています。


遺伝子からくるものなのでしょうか？


わが家の２歳になる、メスネコのチコは、とてもおとなしく、鳴き声すら
ほとんど聞くことがないほど、自分の居る気配を感じさせないネコです。


ちびっこネコ兄妹５匹を、わたしが拾ったとき、チコだけが腕の中から飛び出して
逃げてしまったことを思い出します・・・


それだけ臆病で、かつ動物的だということでしょう。


チコは、よく眠るネコで、この顔を覆う仕草を特によく見せてくれます。
チコはただ眠っているだけなのですが、


わたしたちにとってチコの眠っている時こそ、天使が舞い降りているような気持ち。


それでなくても、ネコの眠る姿は見ているだけで愛おしさが溢れてくるものです。


ネコが眠るその姿は、安心して安全だと認識しているからこその眠りです。



最高の眠り方は、仰向けになって四肢を天井に向けて眠っているときだそう。
たまにですが、そんな光景をも見せてくれます。


チコは、わたしの座るソファで、わたしの横にいて眠ってくれますが、
運が良ければ、１日に一度はその顔を覆う仕草を見ることができます。


運が良ければ、なので、悪ければ何日も見れないことも続くものです。


チコがそうしてわたしのそばで眠っているときこそ、何度も何度もチコの様子を
伺いながら過ごしていくことになるのです。



ギュッと顔を両手で覆う、、、あの仕草見たさに。


チコの仕草はまた一段と可愛くて、ほかのネコたちとはちょっと違ってきます。


もともとの可愛さも違うのでしょうが・・・。


チコは、ちびっこネコ兄妹のなかで、たった１匹のメスネコになってしまいましたから、
わたしもとても気を使っているのです。


チコのその仕草は、小さな天使そのものです。


その仕草を見つけたとき、、わたしはチコの顔に自分の顔を寄せながら、
・チコ、可愛いなぁ～・


思わず、そうつぶやいてしまいます。


チコはそれでも、そのまま深い眠りに入っていきますが・・・・。


眠っていると・・・・
時に、寝言を発することもあって、ドキッとすることがあるものです。



そう・・・ネコって、寝言を言うのですよね～。

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