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真夜中の 散歩ネコ




真夜中に外で遊んでいる、わが家のネコたち。


その行動範囲は、わたしたちも、さっぱりわかっていません。


なにしろ、真夜中にはわたしたちは眠っているわけで、
ネコたちがどこで何をしていても、それを知る術はないわけです。


ネコを外に出すようになった理由があったのですが、それはちょっとした
知り合いの不幸な出来事のためでした。


夫婦2人で出席することで、ネコたちの世話管理をわずか2、3時間の
ためにおろそかにすることになったのです。


この時、季節は真夏で、家に残されたネコたちのことが心配で、
涼しい外に一時的に2、3時間出していったほうがイイのではないか?


そう考えてしまいました。


これが野放し状態への始まりとなったのです。


家に帰ると、ネコたちの姿はなく、また外へ出て当時居た5匹のネコの
名前を呼び続けました。


外はその時間帯もまだまだ暑くこの年は猛暑の夏でした。


名前を何度も呼んでみると、
グーがあの変わった鳴き声で、・グアグア~・とわたしの元へ駆け寄ります。

姉妹のシーちゃんも、クーちゃんも次々に戻ってきました。


レオもハルも、最後に戻ってきてくれました。

みんな無事に帰ってくれたのです。


あさはかな考えで、・・・わが家ではそんな出来事のおかげで、結局ネコたちの
外への出入り自由化が進んでしまったのです。


一度、二度、外へ出ることを経験したネコは、二度と家の中だけで満足する
ことはありません。


鳴きながら、外へ出してよ、と猛烈な催促をして飼い主を困窮の縁に
追いやるのです。


わたしたちも、ネコたちの、
・外へ出してよ~・と鳴きわめく鳴き声にすっかり翻弄されてしまいました。

事故に遭ったりすることを当然考えていましたし、外へ出すことがネコたちの
危険度を倍加させるだろうことは理解できていました。


でも、外へ出して、ネコたちに外の楽しさを経験させてしまったため、
後戻りはもう、、、ネコたちが許さなかったし、


わたしたちも、あの日、ちゃんと帰ってきたんだから、きっとこれからも
大丈夫・・・そう甘い思いも交錯しました。


あれから、4年ほど経過しましたが、そのせいで、2匹のネコが
交通事故にあい、亡くなっています。

とても残念なことなのですが、・・・・。


しかし、ほかのネコたちは、今現在も、真夜中の散歩ネコとして、
危険を回避し、健康そのもので活躍しています。


お昼は眠る時間帯としていて、遊ぶのは真夜中なのです。

お昼にも出ることは多々ありますが、ホントにわずかな時間だけ。


活動の中心は真夜中。


いったいどこまでその行動範囲を広げているのか、少し気になっています。

あまりにエリアを広げて、帰ってこれなくなることもあるんじゃないか?
そんなことさえ考えることもあります。


しかし、現在7匹いる、世代違いの血縁の無いネコ7匹は、
それぞれの経験と知識を世代ごとに受け渡しながら、真夜中の散歩道を

どうやって行動するのか、どこまでが安全地帯なのか、


ここからは行ってはいけないライン・・・そうしたことを引き継ぎながら覚え
構築していっているような気がしています。



いちばんの年長ネコの、レオとハルの教え、行動、これらが、後から
やってきたネコたちのルールのひとつとなっているのでしょう。


真夜中の散歩ネコ、たちは今夜も夜の涼風と、熱帯夜をそれぞれ感じつつ
新しいものと、知っているものとを判断しながら、


経験し、体験して、記憶して、理解して、分析して、

行動していくのです。


わたしが目を覚ます朝の7時ころ、7匹はすでにみな帰宅していて、
グッスリ、と寝息をたて眠っているのです。


ここが、自分の家だと、わかってくれているからこそ、帰ってきて
くれるのだと・・・その眠っている姿を見ると、


嬉しさがこみあげてきてしまいます






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