暑苦しい キラ
夏は暑い、とはいえ、・・・・さらに暑苦しくしてくれるネコがわが家に
居ます。
その名は、キラ。
ちびっこネコ兄妹の3匹のなかのオスネコです。
2歳になったばかりのキラですが、ちびっこ兄妹のなかでも、とてもなつっこくて
・・・・
夏にはたまらないものがあるのです。
・・・・言葉も出ないようなこの暑さ、、、なのに、朝から眠って体力温存していた
キラが、午後4時ころにになると起き上がります。
どうしてでしょうか?
目を覚ますと、仕事部屋に居るわたしのところへ一目散に走ってきます。
・キッキッ~・と特徴的な鳴き声でしきりにわたしの膝に乗ろうとするのです。
ちなみに、このキラの鳴き声は、猿だからではありません・・・・キラはネコです。
わたしは短パン姿でいるのですが、ネコの毛だらけのカラダが膝に乗ろうものなら、
温感が急に上昇し始め、
とてもガマンできるものではありません・・・。
短パンから汚く伸びる太ももに、キラのデカイカラダがゴロリと横たわるのですから、
たまったものではありません。
・・・・・
しかし、飼い主のわたしが、そんなことでキラを無碍に突き放したりはできませんので、
仕方なく、・お目覚めかい、キラ、よく眠ったか?・
などと、ネコに対しての社交辞令の言葉で紛らわします。
いつもこんな感じでわたしのカラダはあっという間に体温急上昇。
キラは太ももの上でなぜかとても安らいでいるようにまたしばし休息するため、
なかなか突き放せないのです。
寝返りをうち、ゴロゴロと寝返ってはわたしの顔を見て、
・キッキッ・
なんて鳴くのです。
・キラ、ここよりあっちの方が涼しいよ・
と、
扇風機の風が当たる、別の椅子に乗せ替えてやるのですが、
すぐにわたしの膝に飛び乗ってきます。
そんなこんなで、およそ20分から30分・・・・夏の日に、わたしの太ももは
暑苦しくなり、息苦しくなって、キラには申し訳ないのですが、
立ち上がってほかの部屋に逃げるしかありません。
・・・・・わかりますでしょうか、そのあと、キラはわたしを追って走ってきます。
夏、それはネコとの一種の戦いの場になっているのです。
逃げる人間、追うネコ・・・・。
毛むくじゃらのネコは、夏の忌まわしい体温計みたいなモノ・・・・ではないのですが、
わたしには、かなり似た雰囲気に感じています。
今日も午後になればきっと、
わたしを目指してキラがやってきます。
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