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手をよせる



ネコには目に余るほどの表情を感じることがあります。


悲しい時でも、寂しい時でも、

また、笑いたいときでも泣きたいときでも、ネコの顔の表情は変わりませんが・・・。

実のところ、それらの感情を見せてくれているのかもしれませんが、わたしたち人間には
その顔の表情で理解することはできません。


痛いときでも、苦しい時でもいつもと変わらぬ表情を見せているだけ・・のように見えます。


うれしいとき、ネコはどうやってわたしにそれを表現してくれているのか?

床にゴロリとなり、カラダを丸めてゴロゴロとするとき・・・これはネコのうれしさの定番。


わが家の3歳になる兄妹ネコのその表現力はなかなか高度なものかな、なんて思っています。

オスネコのウシワカ。

ウシワカのうれしさの表現にはいくつかあるのですが、代表的なのは、飛び出す。
そして部屋の中を思い切り走り回って壁に突き当たってを何度か繰り返すことです。

これは彼のサイコウのうれしさを表している行動パタ-ンであります。

そのまま外へ飛び出して行ってしまうこともあるほどなのです。

また、ウシワカはお出迎えをすることや、お見送りをしてくれることがあり、その姿を見ると
わたしはもう天にも昇るような何とも言えない愛情を感じてしまいます。


ウシワカの兄弟のオスネコの、キラ。

彼の喜びの表現は異常なほどで、こんなネコもいるんだ・・・なんてことを言いながらついつい
キラの要望にお応えしている状態なのです。

彼は、
まずわたしを呼びます・・・・   ・・・・  その呼び方は、

キュ~ン、と鳴き、・・・・気が付いたわたしがキラに、おいでおいで、と声を出します、、、と
わたしとカミさんの間の場所にいつものように飛び乗ってソファの上に寝転がります。


しきりにわたしとカミさんの顔を見上げながら、
キュ~ン、とまた鳴きます・・・・なでなでしてあげると、ひっくり返るように何度も何度も
カラダを反転させ、今度は反対側にカラダを反転させ。


なでなでするわたしたちの手に、キラは自分の手指を伸ばして触ってくるのです。
おくゆかしくて、ちょっと怖いんだろうか?・・・そんな具合。


キラが伸ばしてきたその手指にわたしが手を差し伸べ、つまむようにくるんでみると、
キラは握るような仕草までしてきます。

そしてどちらかといえば、
カミさんの顔をずっとみているんです。

まるで、・居てくれたね、良かった・、と言っているかのようなとても優し気ないい表情で。


ネコや動物って、たしかにその顔の表情では寂しいのか痛いのかよくわからないけれど、
きっと表情は出ているんだろうな・・・そう思えてきます。

顔の表情よりもネコたちの行動や、仕草、状態、それらのすべてにいろんな表情が
隠されているんだろうな、そう思えてきます。


くみ取れるのは、、わたしたち人間の許容です。

ネコたちへの愛情だけがそれらを自然に発見するのだと思います。

そしてそれを見つけたとき、なにか彼らの気持ちまで知りたくなってしまう自分に遭う
ことができるんです。


このごろ、そんな自分もいることに気が付いて、


ネコと一緒に生活してきて、心が満たされてきているような気がしてならないのは、
どうしてなんでしょうか。


そう感じていることが、わたしのネコたちへの、愛情表現のひとつなのかも・・・・・。


あぁ・・・ネコが、、、ある意味で、こわい。

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